
★キープカルム
4月5日・中山11レース ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ) 4歳オープン 芝1600m
前走リステッド競争で1番人気を裏切る9着に敗れていたが、良馬場で巻き返し3着に好走した。デビューから13戦を消化し【4・3・2・4】の戦績で、着外4回も大敗は休み明けの重馬場で人気を裏切った前走の東風Sのみで、他の3回は重賞2戦とリステッドとハイレベルな舞台でも掲示板を確保する安定株であった。前走は自身初の重馬場で全く能力を発揮できずに敗れたが、重賞挑戦ながら良馬場で即巻き返し重賞級のポテンシャルを改めて示している。スタートでやや後手を踏みスタートダッシュも効かず後方からの競馬となり、馬群に囲まれながら折り合いを付ける形となる。3コーナー過ぎでは最内に入り外から追い上げた各馬に前に出られて後方2番手まで下げられてしまい、直線に向き手応えは抜群であったが前が壁になって追い出しを我慢させられる厳しい展開に。残り200mから漸くスパートを開始し、勝ち馬トレヴァトーレの後ろから馬群を捌いて差し脚を伸ばした。直線200mだけの競馬でも上り2位をマークし、勝ち馬とは0.2秒差の接戦に持ち込み3着争いを制している。もう少しスムーズな競馬が出来ていれば勝ち馬と互角の勝負を演じていた可能性が高く、評判馬トレヴァトーレと同等の評価ができる一戦であった。近走はマイル戦に絞って参戦も2000mで2勝の実績があり、距離の融通性を備え本来は先行策も取れる自在な脚質を持っている。今回の好走はフロックではなく確かなポテンシャルによるもので、賞金加算に至らなかったのは残念であるが、今後のオープン・重賞でも十分勝負になる馬である。まだ成長が見込める4歳馬ながら様々な舞台で好走を続けており、舞台を問わず今後の走りに注目していきたい存在だ。
★ランスオブカオス
4月5日・阪神11レース チャーチルダウンズカップ(GⅢ) 3歳オープン 芝1600m
昨年までのアーリントンカップから名称を替えて行われたNHKマイCのトライアル。注目を集めた2頭の決着となったが、デビュー戦から注目していたランスオブカオスが好内容で重賞初制覇を飾った。3歳限定重賞と2勝馬は3頭のみで、自身を含めて1勝馬が大半を占めており、重賞勝ち馬のアルテヴェローチェと朝日杯FS3着のランスオブカオスに人気が集中していた。デビュー戦はラスト11.7-11.6-11.1秒と加速ラップで差し切り勝ちで今後の注目馬としたが、中1週で挑んだ朝日杯FSは流石に相手が強く9番人気の評価であった。しかし先行有利の流れを唯一中団から脚を伸ばす3着で、重賞級の力を十分に示す一戦となった。前走のきさらぎ賞は1Fの距離延長の影響かラスト伸びを欠き3着に敗れ、賞金加算に失敗して今回のレースは今後のローテーションを決定する試金石の場となっていた。好スタートから折り合いに専念し自然と馬順が下がり中団を確保。馬群に包まれながらの追走であったが鞍上は焦らずじっくりと構え、この馬の力を信じた騎乗で直線まで我慢させていた。5番手の馬群の中で直線を向かえると前が壁になり追えない状況が続き、外からアルテヴェローチェに一旦前に出られてしまったが、僅かに空いたスペースに飛び込み一瞬で差し返し後続に13/4馬身差を付ける快勝であった。ラスト11.4-11.1-11.7秒と坂上からやや失速気味ではあるが、11.1秒の区間で抜け出した加速力は評価できるものである。まだ折り合いに多少課題は残すが、狭いスペースに入って抜け出すメンタルの強さと、デビューから続くハイパフォーマンスはGⅠでも十分勝負になる馬である。NHKマイルCでは初の関東遠征とはなるが、舞台設定はプラス材料となりそうでスムーズな走りさえできれば上位争いは必至だ。
★エコロヴァルツ
4月6日・阪神11レース 大阪杯(GⅠ) 4歳以上オープン 芝2000m
ベラジオオペラがコースレコードで勝利し、上位馬はそれぞれ好パフォーマンスを見せていたが、10番人気ながら4着に好走したこの馬を取り上げる。デビューから2連勝を飾り3戦目の朝日杯FSでは後方一気の豪脚で2着した素質馬も、その後は気性面の課題から逃げや最後方待機など極端なレース運びで結果を残せなかったが、クラシック3冠皆勤で全て人気を上回る着順に健闘していた。菊花賞大敗後は好結果を残していた1800m戦に転戦し、先行して抜け出す安定感ある走りでリステッドを制し、前走の中山記念でもラストでキレ負けしたもののシックスペンスとハナ差の接戦で本格化の気配を感じさせた。今回は相手強化の距離延長戦で14番枠の不利も重なって10番人気の低評価となっていた。好スタートを切るも外枠では先行集団に付けることが出来ず、鞍上は折り合い優先で控え向こう正面入口で馬群に入れてスムーズな追走に持ち込む。直線に入ると馬群からの中から瞬時の加速力はないものの、持続力ある伸び脚を発揮し一旦は3番手に浮上する見せ場を作った。ゴール前でヨーホーレイクの強襲に屈して4着と馬券内を確保できなかったが、勝ち馬と0.3秒差で2着馬とは0.1秒差なら十分評価できる内容である。向こう正面で右前を落鉄していたとの報道もあり、相手関係や枠順の不利を加味しても想像以上に力を付けていると感じさせた。気性面が安定し確実に能力を発揮できるようになっており、今後は重賞初制覇のチャンスは十分、早ければ今秋の中距離GⅠ路線でも上位争いを繰り広げる1頭となりそうだ。今後の動向に大注目していきたい。
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